自閉スペクトラム検査
当クリニックでは、自閉スペクトラム検査の取り組みを行っております。
対象となるお子さま

2歳から就学前のお子さま(概ね2~6歳までの方)
- 視線が合わない
- 指差しやジェスチャーが少ない
- ことばが遅い
- こだわりが強い
- ひどいかんしゃくを起こす
- 育てにくさがある
- 集団行動を嫌がる
- 園や健診で受診を勧められた
- 他院で自閉スペクトラム症と診断されたが意見を聞きたい
お子さま一人ひとりの発達に寄り添う/当院の想い
シャーロットこども発達クリニックでは、お子さまご本人の発達をまず理解することを大切にしています。
お子さまが自閉スペクトラムの症状を有するか否かはとても大事なポイントです。
視力やアレルギーと同じように、もし症状がある場合には、その症状を無視せずに環境調整を行うことがとても大切です。
“Autism is not a bad thing” (オーティズム(自閉症)は悪いものではないよ)
私が最もシャーロットでの生活で心に残っている言葉です。あるベテランセラピストが自閉スペクトラムを有する少年に対して穏やかに伝えていました。わたしもこの言葉をいつも思い出しながらこども達やご家族に日々向き合っております。
自閉スペクトラムの症状はお子さまが小さな頃が最も目立ちやすくわかりやすい時期です。一人で悩まずにいっしょにお子さまの発達について理解していきましょう。
シャーロットこども発達クリニック 院長 相崎貢一
所要時間および検査内容
相崎貢一院長による面接および検査。1回60分目安に行います。
※検査内容… CARS2日本語版 Childhood Autism Rating Scale Second Edition
CARS2日本語版検査の特徴
ノースカロライナ大学のTEACCH自閉症プログラムにて開発された検査であり、自閉スペクトラム症(ASD)の症状について細分化してスコアリング(全15項目)をしていきます。
普段のお子さまの様子をよくご存じのご家族と同室で行いながら、リアルタイムに症状を確認していくことが可能です。また質問紙を用いながら普段の様子(ご家庭や園)についても聴取を行いますので、比較的短時間でお子さまの行動の特徴をより深く理解することが可能です。2歳から検査が可能ですので、はじめて自閉スペクトラム症について相談するときには最も良い評価ツールといえます。
初版のCARSとは異なり、自閉スペクトラム症(ASD)の程度をパーセンタイル/T得点で表記することが可能となりました。これにより、自閉スペクトラム症を有する対象者サンプルと比較し症状の強さをT得点にて知ることができます。
検査当日の流れ
①ごあいさつ(約5分)
(右写真:カンファレンス室)
②検査の実施(30~40分)
(右写真:心理カウンセリングルーム)
③質疑応答(約10~20分)
結果のご説明
CARS2日本語版では自閉スペクトラム症(ASD)の行動や理解の特徴の各側面をわかりやすく説明することができます。
症状の程度についてはT得点によって、重症度については正常域、軽度~中度、中度~重度という形で測定できます。
検査実施日より約2週間後に、診療予約アプリ「やくばと」のチャットにて、検診結果報告書をPDFファイルにてお送り致します。
フォローアッププラン
ご希望に応じて当クリニック公認心理師が就学までを目安に定期的にフォローアップさせていただきます。
経過中に不眠や医師の診察・服薬相談が必要な場合には保険診療のご予約調整も承ります。
費用
80,000円(税込, 自費) CARS2日本語版結果報告書含む
*オンラインでの事前相談・事後相談(15分11,000円)も承ります
オプション
公認心理師による保護者相談45分 8,800円/回(税込、自費)
公認心理師による発達検査90分~120分 15,000~20,000円(税込、自費)
予約方法
ご希望の方は、診療予約アプリ「やくばと」をインストールいただき、アプリ内のチャットにてお問合せください。
①アプリストアからやくばとアプリをインストールしてください。
②当院のクリニックコード「c-51399」を入力して、患者様の基本情報を入力してください。
(ご参考PDF)「やくばと」アプリのご案内資料はこちら
(ご参考PDF)操作画面付きの予約方法はこちら【※旧アプリ「kakari for Clinic」と操作は同じです】
③チャット欄に、ご希望の検診名(自閉スペクトラム検査希望)をご記入ください。
事前相談をまずはご希望の方は(事前相談希望)とご記入ください。
④事前問診にご回答いただき、送信してください。
なお、ご本人様の確認のため医療証、保険証の提示が必要となりますのでご了承ください。